Bessei Smith コロンビアコンプリートシリーズVol.3です。期間は1925年11月から1928年2月までの録音が納められています。Vol1,2 と来てややペースダウンした感がありますが、途中ボードビルショーの巡演があったり、プライベートな理由での病気療養などがあった様です。1925年の録音が3曲Fletcherのピアノに1-hornのオブリガートの録音がありますが、ここではDon RedMan のCla/Altoが聴けます。やや時間をおいて1926年はClerence Williamsの伴奏になり、その後FletcherのピアノにJoe SmithというCornetのオブリガートが入って来ます。このJoe Smithの演奏はBluesしてて良いですね。
1926年は録音が多く14曲納められています。1927年の最初にJomes P.Jonsonのピアノによる録音が2曲その後Fletcherのバンドによる収録が続きます。Fletcherの楽団との録音で面白いのはColeman Howkins,Joe Smith,Charlie Dixon(bjo)など当時の人気プレイヤを率いて"After You've Gone"," Alexander's Ragtime Band"などのナンバーをやっているのですが、バランスが悪いのでしょうBessieが歌っている間バックが何やってるかよくわからんのです。(^^;)まあ当時の録音技術ではしょうがないかもしれないですが、Colemanのオブリガートが聴きたかったです。
Vol1,2,3通して言える事ですが Cla,Tp,Corのオブリガートは大変気持ち良い演奏が多いのですが、Sax系は録音が少ない上にあんまり冴えません。歌ってないのですよね。実はRedmanのAltoもフレーズ的にはBluesしてないのでつまらないのです。何ででしょう・・・
1927年4月の録音の後、半年以上病気の為にしばらく活動が停止していた様です。病気といっても結婚相手のJackとの問題が原因で精神的にまいってしまったという事らしいですが。1927年11月から活動を再開しています。
1928年からはまた2horn程度のスタイルで録音されていますが、この時期からバックがちょと冴えません。名前も聴いた事無い人が多いし。この頃からBessie..というかトラディショナルなBluesの人気が次第に落ちて来る時代になるわけです。
文責:ためすけ後藤
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