連休が終わってしまった。10月から何か今年はやたら連休が多い気がするのは気のせいでしょうか。
これは以前石丸レコード館を徘徊して見つけた一枚。ジャケットのクレジットをみてびっくり。Benny Carter,Teddy Willson,Ben Webster,Rex Stewart,Baney Bigard,Russell Procope,etc.なんだこのメンツは。それにしてもBob Howardって、、、調べたところ手元のCDではBig Ben - Disc 1 - Cotton Tailの中に一曲ありました。
復刻版のCDで4枚程出ているらしい。allmusicによればActiveだったのは1940年代まで、、、どうりで知らなかった。
何者かというと VictorでFats Wallerが出て来て人気が出たところ、似た様なキャラでFatsに対向して出して来たのがBob Hawardだそうだ。DeccaがプッシュしたのでDecca所属のアーティストがバックを努めているという事でした。VocalとPianoをやるけれどTeddey Wilsonが入っているときは当然PianoはTeddy。音楽の感じも歌の感じも確かにFatsみたいなー、です。しかしFatsのバックはそれほど名人ってわけではないのですが、Fatsの歌とそれなりにうまいコンビネーションになっていると思われますが、こちらはサイドマンが上手過ぎで逆に歌がかすんでしまっている感じ。歌が悪いわけではないのですが、普通過ぎるのでインパクトが無くなってしまってます。Jimmy Rushingくらいアクの強いシンガーでないと、このメンツではバランスが取れないのかもしれないです。
サイドマン聴きたさに全部欲しいアーティストです。
Billie Holidayの伝記はずっと昔にJazz喫茶で読んた事があるのだけど、むちゃくちゃ重たくて全部は読めてなかった。
これはそれとはちょと違う。David Margolick 著 原題は"STRANGE FRUIT: BILLIE HOLIDAY,CAFE SOCIETY,AND AN EARY CRY FOR RIGHTS" Billie Holidayの事ではなく、あの歌「奇妙な果実」そのものについての考察を含めた、いうなれば「歌の伝記」という内容の本です。1999年刊、和訳が2003年。ビリーホリデーについては一番新しい文献かと思います。ホリデーの自伝、その他伝説?にもいろいろ誤りがあると記述されています。
読んでみて改めて分かった事はStrange Fruitのたった一曲がアメリカの世の中を、見えない奥底の部分で変えて行ったのだなあというのが分かります。偶然ですが折しもアメリカ初の黒人大統領が選出されたのが今日、Strange Fruitがリリースされたのが1939年、人の意識が変わるのにはえらい時間がかかるのだね。ビリー・ホリデイ
オークションから。最近レコードづいてしまってますが、これは復刻版CDの無い録音の様です。カドに穴があいている廃盤品ですね。1978年録音で当時若手(?)のScott HmiltonとベテランBuddy TateのVSものです。似た様な企画は過去にもいろいろあります。近年では確かHarry Allen vs Scott Hamilton なんてのもありました。
最初聴き出した時、両方とも音・奏法ともにそっくりで「ハテ、どっちがScott?Buddy?」と分からなかったのですが、ヘッドホンでよく聴くとジャケットの通り右CHにBuddy,左にScottでした。Buddy TeateはBlues屋だったと思ったがその後Bopを取り入れたModernスタイルを取ったプレイヤですよね。1913年生まれなのでこの録音時は65才、結構な年だったかもしれないけれど、今のロリンズよりは若いのでそんなおじいちゃんという年でもない。貫禄の付いたベテランテナーマンという時代か。
どっちの演奏が上手い?かというと実はScottの方です。非常にフレーズにキレがあり「垢抜けて」ます。Buddyのフレーズはリズムがやや甘い。しかし、これが良い味だと思います。カッコ良く垢抜けていてはBluesじゃありません。楽器はScottがSelmer Super Balanced Action,BuddyがCONN 30M。シリアルがはっきり分からないけれど大体同年代の楽器?30Mが少し昔か。機動性を取るとSelmerになってしまうのだろうなあ。機動性なんてどうでもいいよ、っていうのがBluesテイストなのだけれどね。
OLD SOUTHERN JUG BLOWERSのセカンドにあたりますか。今回の楽器編成はBanjo Mandolin が主体にTenor Banjo,6弦Banjo,Guiter ,Washboard,String Bass,Jug,CronetでCla,Saxは無し。Sara Martinなど1924-1927年のナンバが10曲入っています。特にClaのないのは寂しいですが、演奏そのものは上手いです。The Jug Band Special
この編成で9月に ライブやったのですね。Little Fats & Swingin' hot shot partyって都内のバンドも面白そう。京都まで行けないけどこの辺なら聴きに行けるか。
Jack McVeaのアナログ盤。Vol.3 ネットのレコード屋で見つけました。Jukebox Lilのシリーズではこれが最後です。McVeaの復刻CDには全部入っているのですが、このアナログ盤には復刻盤には入っていない1948年の録音"You Can Come Back Home" が入っていました。1948年の録音は無かったのでこれは貴重な。録音データによるとメンバは一部不明なメンツもいます。でもこういう事があるとレコード漁りもやめられなくなりそうですね。。。
せっかく貴重なレコードがあるのだから、iPodで聴きたい。そういうわけでSound It 5を入手。USBアダプタのUA-3FXは持っているのだけど付属のSound It 3 liteは少し使ったのだけれど、CPUがG3用なのでIntel Mac ではあまり都合宜しくないらしい。また取り込んだデータの分割保存などがやりづらいのでv 5.0にしました。
iTunes化は結構簡単で良いのですが、一旦aiffにするのでDiskを喰います。Sound Itはいろいろエフェクトもあるので使いこなすと面白いのでしょうね。スクラッチノイズの除去ができるのが良い、、、と思ったけれど音源によっては歪んでしまって聴けなくなるものもあります。何かヨレヨレの音になってしまうのでノイズ除去はやらない方針が良い様です。
音質もアナログレコードから録った方が音が良い気がします。あやしい復刻盤よりアナログ盤が欲しいなと、益々講じてしまう。困った。
メトロノームを買いました。買い直したというべきか。ずっと使っていたセイコーの電子メトロノームが壊れてしばらくメトロノーム無しで来たのだけれど、ちっとは真面目にメトロノームを使おうと思った。先ず小型の電子メトロノームを使ってみたのですが、変な音程があって音が聞き取りづらい。次にゼンマイ式の古いメトロノームを引っ張り出して来たところ音は良い、けれど、何かムラがあり往復で間隔が違ったりしてこらいかん。
地元ではメトロノームの種類を選べないのでしょうがないネットでいろいろ調べてみたりした。音が大きくないといけないし、音色は変な音程が付いてない方が良いし、と捜して、KorgのKDM-2という新機種が良いらしい。というわけで購入。
結論からいうと結構良いのですが、音色はまあまあ。PCM音源が何種類かあって、カウベルみたいな音(カンパナというべきか)が入っているのが通る音ので良いか。面白いなと思うのはソン・クラベとルンバ・クラベが2-3と3-2と2種類入っている。えらくコアな仕様だ。キューバな人にはご機嫌でしょうね。さすがにワールドワイドなKROGだ。KORG KDM-2 メトロノーム
知らなかったのですが、Marie Macgillisというシンガー。ジャネット・クラインと同じくOld Swing,Roots系の歌を歌っています。これが一枚目です。感じはJanetがシュール(Kate Bushみたい)なのに対してMarieの方がオーソドックスです。選曲が中々良いです。 I'LL CLOSE MY EYES, AFTER YOU'VE GONE, HONEYSUCKLE ROSE,DEEP PURPLE, I CAN'T GIVE YOU ANYTHING BUT LOVEなど
バックのメンバーは一部ジャネットの時のパーラーボーイズが入っています。SaxはAltoでAllen Mezquida(アラン・メスキダと読むらしい)という人が入っています。どういう人かちょと分からなかった。とてもオールドな柔らかい音で、楽器はCONNあたりかなぁと思いました・・・
それに面白いのがCD、何と裏も表も真っ黒のCD!! こんな事できるのだーー、初めて見た。これでちゃんとCDかかるから驚き。自分でCD出すときはこれで行きたいな。SITTIN' IN THE CATBIRD SEAT
文責:ためすけ後藤
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