激安コンデンサマイク Behringer C1です 売価 4000円前後 アマゾンから購入しました。価格の割りに音が良いと評判のマイクです。
ラージダイアフラムと銘打ってますが実際は16mm と思いますエレクトレットコンデンサマイクユニット を使っています。スモールダイアフラムですね。これがユニットだそうです。 Transound 160A
回路は写真の通り、カプセルからキャパシタを経て初段FETへ、その後PNP表面実装バイポーラトランジスタBC856Bへ入り正逆相の信号を取り出し同じくBC856B2個でバランス出力のバッファリングを行っています。パーツは見ての通りBOX型フィルムを4個カップリングとバイアス回路に使っています。回路的には基本的ですが非常にコンパクトに無駄無く丁寧に作られています。パーツも安マイクは全部セラコンだったりしますがC1は要所に質の良い部品を使い気を付けて作られているので確かに音は良いです。フィルムコンは何処のか?メーカ銘など無いです。千石に買って来た指月のフィルムコンに良く似ています。
またこのマイク、使い始めとしばらく使ってからでは音が違ってきます。使っているうちにゲインが上昇し音も良くなります。おそらく電源用電解コンは中国製ですが元々製造過程のエージング不足に加え半田付の熱で弱った処そのまま出荷されていると考えられます。使っているうちに電解コンデンサが修復され音が良くなって行くのでしょう。他の安価マイクも買ってすぐ使ったけどたいした事なくてしばらく放っておいて出してみたら音が良くなった話などありますが同じ現象だと思います。
最近の製品で表面実装部品が多いので大掛かりな改造は難しいでしょうが、いろいろ音質改善は出来ると思うのでトライしたいと思います。
オークションでジャンク品として落札。振るとノイズが出るとの事。実際に確かめてみたところゴツゴツという雑音が出ます。出処はマイクカプセルみたいな感じなので分解して見てみた。
AT4033/SE Special Editionだそうで2001年製造ですか。表面実装かと思ったら全部ディスクリートでした。マイクカプセルはエレクトレットタイプ。その割に結構複雑な回路ですがセラミックコンデンサは殆ど使わずコンデンサ類はフィルムとタンタルで占められています。かなり密度が濃いですが丁寧にディスクリートで作られています。改造の余地はあまりなさそう。
問題はマイクを下に向けるとゴツとノイズが出る。ちょと突っつくと治まったりしばらくするとゴリゴリ鳴り出したりよく分かりません。よく見るとカプセルのホルダ部分の金属が接着剤で固められていたり配線がテープ巻きされていたり何か汚いです。またグランド線に触れるとノイズがひどくなるので何か関連があるかと接着剤をはがしてみると、なんとホルダのリングが切れています。切れてしまったので接着剤で固めてあったのでした。これが原因でマイクカプセルのグランドが接触不良を起こしてノイズを出していたのでした。いくらなんでもひど過ぎ。10周年のSpecial Editionがこれではな。。。。後から誰かがいじってこうなったのか?とも思われますがこれは見た処製造過程でやられていると考えられます。
ホルダーのリングを作って締め直しするのが良いのですがとりあえずグランドを直接カプセル外枠にハンダ付けする様にした処ノイズは無くなりました。確かに音は良いです。エレクトレットのマイクですが十分スタジオクオリティと言えるのかと思います。スモールダイヤフラムの為か僅かにディティールに欠ける感はありますがおそらく良いマイクプリなどと通せばもっと良い音になるのでしょう。
M-Audioから発売されているレコーディング用コンデンサマイク。指向性は単一のみ。シンプルなマイクで価格的にはローエンドですがそれなり評判良い様です。オークションで入手。改造中ですが改造前レポートその1です。
改造前の写真です。ベーシックなトランスカップリングのエレクトレットではないPureCondensor Micです。昇圧回路はなくファンタム電源から直にカプセルにバイアスをかける方式。2004年〜発売 (Recording HacksではTranformerLessとなっている。ストリートプライスもだいぶ安価なので現行製品は変わっている可能性あります)
初段FETが2SK30A-Y、主に表面実装ですが電解コンデンサはディスクリート。セラミックコンデンサがちょと。ポイントになるコンデンサ類は大きい黄色のはマイクカプセルのバイアス用です。信号系のコンデンサは全部電解。電解コンデンサはHの印のある中国HUAYUというメーカだそうです。マイクカプセルと初段FETのカップリングはセラミックではなく何かフィルムコンデンサです。
改造前の録音してみた処では音域はフラットでテナーの録音には中々良いです。ただディティールで音が濁る感じがあるので手を加えればもっと良くなるでしょう。とりあえず電解類とFETを2SK170に交換してみた。残念ながらFETはバイアスが合わない様でかえって歪みぽくなってしまったので再度K30ATMに戻しました。バイアス抵抗が表面実装なので交換出来ないのです。。。電解を交換するだけでゲインが上がり解像度も上がった様です。もう少し手を加えると良さそうなので現在改造中。
安価な割りに評判良いらしいレコーディング用コンデンサマイク。このメーカーちょとナゾですが日本だけしか販売してないらしいメーカー。コンデンサマイクのシリーズは他にもいろいろあり真空管タイプやNeuman U87に音が近いとかいう製品もある様です。ワイヤレスマイク等も出しています。
PC-Meはカタログにあえてピュアコンデンサマイクと銘打っているエレクトレットではない本当のコンデンサマイクですね。ストリートプライス12000円前後なのでRODE-NT1Aあたりと同じマーケット狙いかと思います。この型番の製品は色違いがいろいろありますが最近出たブラックバージョンです。某楽天のマーケットで箱汚れアウトレットで出ていたので結構安価に入手できました。
。。。で録音してみました。Behringer-C1等とも比べてみた。何か音がギンギンしています。。。音が悪いわけでないのだが。。。
まあどうせ手を加えるし、ローカットスイッチが内蔵で中を開けないといけない仕様なので見てみた。。。基板は2枚で、一枚はコンデンサマイクカプセルのバイアス用と電源回りの回路。もう一枚が信号系の基板。部品は質の良い物を使っています。ちゃんとフィルムコンですね。見たところ Panasonicの ECQVまたはECQBあたりに見えます。基板には定数0.22μFと0.01μFが指定されていてHPFをONにすると0.01μFだけが生きて100Hzくらいをカットオフする仕組み。
で、よくよく見てビックリ。基板上に定数が書かれているのに、何故か違う値のコンデンサが。それも信号系のHPFのカップリングに! 実装されているのは0.01μFと 0.068μFのコンデンサでした。この値ではカットオフ周波数が66Hz位になってしまい特性はダイナミックマイクと変わりません。高域は伸びているのでキンキンな音になってしまいます。丁寧に実装してあるのになんといういいかげんな。
たまたまこの製品だけなのだろうか?と思い検索をかけて見た処、 紹介記事があった 同じだ。この新色の機種丸ごと定数間違っているのじゃないのかぁ?? 別な色の機種写真はこれ イシバシ楽器 コンデンサが違いますね。大きさからこれはセラコンとフィルムの組み合わせの様ですがこちらが正しいのでしょう。PC-Me ブラックは明らかに間違った部品が使われています。前回分解した オーディオ用テクニカ AT4033/SE もすごいけれどこの業界はすごい事になっているのかな。。。。SEIDE PC-Me
文責:ためすけ後藤
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■ Silvia [Absolutely first rate and cobetr-poteompd, gentlemen!]