1947年の映画、"The Fabulous Dorseys"です。
本当にケンカ分かれしたMusician兄弟が実際に和解して良かったねという、お話しなのですが、出演しているのが本人たちで、当時の現役アーティストが参加しているという出来過ぎな映画です。
実際のDorsey Brothersは1945年にV-Discで競演しているそうで、ケンカ分かれして10年くらいで和解したという事らしいですが、それをまたネタにしちゃうというのが面白いですね。ペンシルバニアの炭坑の街の生まれで父親がパートタイムのバンドマンだったり、二人の生い立ち等もちゃんと描かれています。子供の頃という想定の場面ではJimmyがSaxを吹いていますが映画で使っているのがどうもC-Meloみたいで、おそらく事実なのだろうなと思われます。
本物のPaul Whitemanが出て来たり、セッションのシーンではCharlie BarnetやArt Tatumが出て来て演奏していてかなりゴキゲン。(Charlie Barnetがレコードで聴くより上手かったりするのだけど吹き替えじゃないよな)
映画のラストで、仲直りしてよかったね、というお決まりのHappy Endなのですが、実際の兄弟のお話は結構悲しい事になってしまいますが。映像も音も決して良くないのですが、Swing時代の音楽シーンを再現しているという意味でも大変面白いので機会があったらぜひ見てみて下さい。
文責:ためすけ後藤
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