ここしばらくは珍しく開発なんぞを行っていました。作っていたのはLAN経由でMIDI機器のコントロールする環境。LANとMIDIを連結するデバイスってありそうで無い様でして、技術的にはそんな難しくないはずなのですが先ずは試しにやってみようというわけ。
Etherコネクタ付きの1チップCPUは無いかと捜した処で最初Rabbit、というデバイスを試しましたが、こいつはRS232cの信号を取り出すのがちょと面倒な上にSW/Etherのネゴシエーションに失敗している様で10Base/Tでの通信になってしまってコケまくり、で、機能は高いのでまた別な機会ににします。次にスタンダードな処でH8,とかPICも考えたのだけれど部品点数が多いのでこれもとりあえず後でー。XPortがよさげとの話なので入手。
XPortは簡単にデバイスにつなげられて本当に使いよいですー。ただMIDIの31.25kbpsは作れないので、38.4kbpsで通信をさせてみました。TCPでダイレクトにアクセス出来る事は確認したので、次に如何にリアルタイムコントロールするかが課題となります。昔のDiskからゴソゴソとFreeBSDでMIDIシーケンスをした時に作ったソースを引っ張り出して来て、MIDIシリアル通信をSocket通信に置き換えてスタンダードMIDIファイルのPlaybackerを作って試した。要はSocketプログラミングとハードの連携がポイントなのです。
結果は結構いけそう。問題はTCP接続の遅延だと思われますが、さすがにwww.midi.co.jpからルータRTX1000を一段通してプレイさせると音落ちヨタりかなりあります。が、同じネットワーク内でSWを6段くらい介した環境では問題なくリアルタイムプレイができた模様です。同じネットワークと言っても間に外向けサーバが何台もある環境なので意外と優秀かと思われた。
今回のデバイスはXPort03で、デフォルトの機能のみの応用でこれくらい行ければ上位機種のXPort-ARを使ってチューンするなどをすればかなり応用は利くと見ました。次はARを使う事、もう一度Rabbitでの通信を試すなどやってみたいと思います。最近出た本、興味のある方参考資料→XPORTこちらは Rabbit
文責:ためすけ後藤
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