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OldなJazzのルーズな日々


2006-06-19 その他

サッカー?

スポーツには詳しくないのでこの手の話は書かん事にしているのだけど、とりあえず思いついた事。

今回のワールドカップ日本代表のスローガンが「サムライ魂」なんだって?ふーむ。サムライといったら武士道、武道、か。武士道と武道は似ている様だが、ちと違う。また、「道」という言葉が入ると継承/組織的な意味合いが含まれてくるので、内実を表すには正確には「武術」が正しいのではないかと、考えられます。

伝統的な武術のコンセプトは非常にシンプルで「最小限の力で最大限の功力を発揮する技」 これは断言してしまって良いでしょう。塚原卜伝の伝説でナベのフタで刀を避けた話が有名でしょうか。他にもこの類いの話はいっぱいありますよね。忍術も似た様な面があるそうで「見るからに強そう」ではいかんのだそうで、一見ただのお百姓さんに見えるけれど実はものすごく足が速くて、でも走っている処は誰も見た事がない、とかいうのが極意だったりするのだそうです。非常に地味な考えです。全くもってアングロサクソン的ではないですね。こういうのを中国の兵法書では「柔」というらしい。柔道の元の柔術は元を辿れば合気道の様な武術だったとも聞きます。「柔能制剛」の語源はこの辺に 三略  そういえば少林寺拳法も「柔拳」の一種だとトリビアでやってましたな。

で、音楽もコレで良いのじゃないの?と考えるわけです。年がら年中超絶技巧や超絶理論を出さなきゃならないとか吼え続けないといけないとか手に汗握るスリリングな演奏とか、、、というのではなく、簡単なフレーズ、気持ちの良い音で、幸せになれればそれで良いでしょうに。カウントベイシーが「指一本でSwingできる」と本当に単音でピアノ演奏した話は有名ですが。それに近い音楽はあるのかなぁと、この間来たKAZUトリオはそういう音楽だったそうです。残念ながら聴きに行けませんでしたが。

古Bluesや古Swingはテクニカルな事はしてないです。それでも良いものは良い。それが好きで聴いているわけですが。

それでは日本代表どうなの?っというと、まあ、その辺の評価はスポーツ評論家に任せるとしませう。

wan-cup
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