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OldなJazzのルーズな日々


2006-06-12 音楽

Duke Ellington 1924-1927 ellington1924

Alternate Takeを除いて一番古い録音だと思います。ライナーの日付によればこのCDのリリースが1990年らしい、、、えぇーそんな前なのか。道理でAmazonでもHMVでも手に入らないはずだ。これはAmazonのマーケットプレイス品でした。もちろん中古。

このCDには1924年2曲、1925年2曲、1926年10曲、1927年8曲が納められています。年代的に近いのが、The Bubber Miley Era: 1924-1929ですが、これとダブっているのが 1924年のChoo Choo、とHop Head(1927)の2曲だけ、East St. Louis Toodle-Ooはこちらでは3Take入ってますが、"Bubber Miley Era"のTake違う録音でした。もう一枚のEarly EllingtonシリーズのDuke Ellington 1927-1931"Cotton Club Stomp"とは一曲もダブってません(!)

1926年3月の録音4曲にはDonRedmanが入っていました。この時代はまだJohnny Hodgesは参加していません。人気者のBubber Mileyも通して録音に入ったり抜けたり。半々くらいですかね。よほどルーズな人とみた。

それで音楽ですが、なるほど、他の批評で「つまらない」の意味が分かった。(^^;)編成が2reeds,2brass程度の小編成なのでNew Orleansスタイルになるかと思うのですが、アレンジとCollective Inprovisationのバランスが上手い具合に取れて"無い"。何やら新しい事をしようとしている様だけれど同時代のFletcher Henderson楽団等と比べて音楽の完成度は低いと言われてもしょうがない感じがあります。1927年の"East St. Louis Toodle-Oo","Black And Tan Fantasy"あたりEllingtonらしさが出て来たという感じ。"Cotton Club Stomp"のCDがこの辺りを外しているのは分かる気がする。ただし、通して最初の録音"Choo Choo"は類い稀な演奏だと感じます。

ライナーには続編の1927-1928年録音版をお見逃しなく、と書いてありました。というわけでしばらく続きます。

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