Benny Carter BoxのVol.3 です。タイトルがBack Bay Boogie、時代は1940年〜1946年、やや長い期間ですが、これが最後のSwing時代かも。1940年5曲、1941年6曲、1942年無し、1943年2曲、1944年3曲、1945年2曲、1946年7曲納められています。1940年録音はColeman Hawkins,Tp:Roy Eldridge、とのピアノ無しの六重奏が2曲入っています。リズムがギター4つ刻みでちょと古臭い感じがよいです。同年BennyCarterOrchestraの"Boogie Woogie Sugar Blues"はゴスペル調でこれまた良いです。1941年に入っては何曲かAltoとTpと両方吹いてます。"Lullaby To A Dream"ではリードTpもやってます。スローテンポの"What A Difference A Day Made"がまた良いです。
飛んで1943年"Poinciana"のリードAltoがとてもSweetでよいです。ちょと音が悪いのが残念ですが。この時期の録音ではトロンボーンのJ.J.Johnsonの初期のソロが聴けます。1945年頃までSweetな感じのSwingが続いて1946年の録音から次第に華やか音楽になってきます。
1946年の終わり4曲がGtを含むQuintetで、トラディショナルな4beatが1曲、スロー2曲、ややモダン風味の"Bye Bye Blues"が入っています。戦後のあの時期で、Bennyの音や奏法も変わって来た感じがあります。そろそろSwingから遠ざかってくる感じになってきています。
文責:ためすけ後藤
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