Don Redman の1932年からの録音の前の時期に当たるCDです。大恐慌前のCotton Pickers以降の自分のバンド、による最初の録音だと思います。編成は3管編成になっています。1931-1934年、通してゲストにCab Callowayが入ったりしています。この時期のCallowayはNew YorkのCotton Clubに出ていた頃ですが、Callowayと交流があったという事はCalloway楽団の音作りにはRedmanのアレンジが入っているのではないかと思われました。Saxセクションのサウンドが非常に良く似ているのですね。Pre Swingの時代としてはRedmanはSaxの特性を生かした大変良いアレンジを残していますね。後のSwingではブラスパートが全面に出て来て、パワー・アレンジになって行きます。この様なSaxの持ち味を生かしたRedmanの様なスタイルのアレンジがあまり残っていないのはとてもとても残念であります。
文責:ためすけ後藤
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