Jazz Archives シリーズの中のオムバス版で 初期のKansas Cityのバンドの演奏を集めてあります。年代は1929-1942とありますが、1929年は一曲、1940年初期の録音はそれ自体少ないですから、殆ど1930年代後半の録音ではあります。motenの他のCDと曲はいくらかカブってますが。
ジャケットに参加Musicianが並べてありますが、殆どが戦後から現在に至るまで現役だったかまたは名前として覚えられている人ばかりです。
なんかーKansasの連中の音楽は同時代の残っている音源と比べて確かに違うのですよね、、、具体的に何が違うか?Tempo、Beat、Rythm、、アレンジ、フレージング等、、、トラディショナルなNewOrleansスタイルでは2,4拍の強調はあまり強く無くKansasスタイルの方が2,4拍のやOff-Beatの強調が顕著になっています。ここらの音楽がその後のR&B,Rock&ROLL,,,,etc. の流れを作ったと思われるわけです。
KansasCityは治外法権的に禁酒法の影響を受けない都市であったので、禁酒法が解かれた以降の世の中をそのまま先取りしているような面もあったかと思うのです。1933年禁酒法が無くなって、景気も良くなり酒場や大きなダンスホール等が増えて来た時期に同じくKansasの血を引いた様な音楽が受ける様になり、それまであったスタイルの音楽は必然的に影響を受けて変わっていってしまったというのが流れなのかなぁ、と勝手に考えている次第です。
文責:ためすけ後藤
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Great areitlc, thank you again for writing.