Jazz史上ではとっても重要な人です。ジャケット下の写真。ちょと気取った感じの人がFrankie Trumbauerです。
一緒の写真がBix Beiderbeckー伝説のコルネットです。Bixの名前はちょとだけ油井正一さんのお気に入りという事で知っていたのですが、Frankieは同時代同スタイルのSax奏者でものすごいプレイヤーです。珍しくC-Melody Saxをメインに吹いていた人で、C-Meloを手に入れたのを機会にCDを探して回ってブチ当たりました。(聴いてひっくり返った)Bixと一緒にやっていた事が多かった様ですが、Bixが伝説のJazzプレイヤーらしく名人で自堕落、短命、とは対照的に真面目で優秀で長生きしたプレイヤだったために忘れ去られてしまったのだと思われます。近年(1990年代入ってからですが)再評価されて、これまた多量なCDが復刻されています。本当にテクニシャンで、また、演奏しているフレーズが非常にモダン/コンテンポラリなのでした。レスターヤングがTrumのレコードを多数持っていて参考にしていたそうです。パーカーの参考にしたレスターがさらに模範にしたプレイヤーです。実際に演奏を聴いてみてJazzでSaxやっていたらこれ知ってなきゃウソだろう、という重要なプレイヤなのですが、この人もまた戦後引退してしまってそれっきり長年忘れ去られていた人ですね。どうー考えてもおかしいのはBixはずっと聴き続けられており、当然一緒にTrumの演奏も聴けたはずなのに「ただのSax吹き」としてしか扱われてないのは不可解ですね。本当に世の批評家は何を聴いているのかな。
文責:ためすけ後藤
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