安価な割りに評判良いらしいレコーディング用コンデンサマイク。このメーカーちょとナゾですが日本だけしか販売してないらしいメーカー。コンデンサマイクのシリーズは他にもいろいろあり真空管タイプやNeuman U87に音が近いとかいう製品もある様です。ワイヤレスマイク等も出しています。
PC-Meはカタログにあえてピュアコンデンサマイクと銘打っているエレクトレットではない本当のコンデンサマイクですね。ストリートプライス12000円前後なのでRODE-NT1Aあたりと同じマーケット狙いかと思います。この型番の製品は色違いがいろいろありますが最近出たブラックバージョンです。某楽天のマーケットで箱汚れアウトレットで出ていたので結構安価に入手できました。
。。。で録音してみました。Behringer-C1等とも比べてみた。何か音がギンギンしています。。。音が悪いわけでないのだが。。。
まあどうせ手を加えるし、ローカットスイッチが内蔵で中を開けないといけない仕様なので見てみた。。。基板は2枚で、一枚はコンデンサマイクカプセルのバイアス用と電源回りの回路。もう一枚が信号系の基板。部品は質の良い物を使っています。ちゃんとフィルムコンですね。見たところ Panasonicの ECQVまたはECQBあたりに見えます。基板には定数0.22μFと0.01μFが指定されていてHPFをONにすると0.01μFだけが生きて100Hzくらいをカットオフする仕組み。
で、よくよく見てビックリ。基板上に定数が書かれているのに、何故か違う値のコンデンサが。それも信号系のHPFのカップリングに! 実装されているのは0.01μFと 0.068μFのコンデンサでした。この値ではカットオフ周波数が66Hz位になってしまい特性はダイナミックマイクと変わりません。高域は伸びているのでキンキンな音になってしまいます。丁寧に実装してあるのになんといういいかげんな。
たまたまこの製品だけなのだろうか?と思い検索をかけて見た処、 紹介記事があった 同じだ。この新色の機種丸ごと定数間違っているのじゃないのかぁ?? 別な色の機種写真はこれ イシバシ楽器 コンデンサが違いますね。大きさからこれはセラコンとフィルムの組み合わせの様ですがこちらが正しいのでしょう。PC-Me ブラックは明らかに間違った部品が使われています。前回分解した オーディオ用テクニカ AT4033/SE もすごいけれどこの業界はすごい事になっているのかな。。。。SEIDE PC-Me
文責:ためすけ後藤
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