今年2009年はBenny Goodman 生誕100周年で、記念のイベントがあったり復刻CDやDVDが出たりしています。自分でも興味があるので何枚か改めて聴き直しています。このCDは1930年代のGoodmanのSmall Groupの録音を集めたものです。バイブのLionel Humpton,同じく生誕100周年のGene Krupa , Piano Teddy Wilsonとの録音になります。Goodmanは1930年初頭、Ben Pollacのバンドを抜けてしばらくフリーで活動した後にBenny Goodman Orchestraを編成します。
以前聴いた初期の頃の聴いた中に ドラム/ピアノによるトリオ編成の録音がありましたが、この時と同じ編成のバンドを1935年の7月に録音をしたのが、いわゆるBenny Goodman Trioの最初の様です。この直後にあのアメリカ横断ツアーに出ていくのですが、あの頃のOrchestara活動と平行してSmall Groupの演奏もしていたわけです。Goodman自身は本当にただのダンスバンドのミュージシャンでは終わらない人なのですよね。ライナーよるとハンプトンが参加する様になった経緯が書いてありました。ある日、場末のSellers BarへGoodman が遊びに行って、そこでHamptonのVibを聴いてびっくりして思わず、セッションをしたそうです。次の日にGene KurupaとTedy Wilsonの2人を連れて行って、その次の日の朝、Hamptonを尋ねてレコーディングに誘ったそうです。このレコーディングの曲が"Moon Glow"、"Dinah" 改めて聴いてすごいですね完璧なコンビネーション。Goodmanはアーティストを探し出す目利きでもあるのだなぁと思います。さらに奇遇というか、この初レコーディングの日付が1936年の8月21日で、あの有名なパロマホールでの大ブレイクの丁度一年後なのです。The Legendary Small Groups 1938年までの録音ですがどれもすばらしい演奏です。参考になります。Sax吹きもみんな聴くべきですね。
文責:ためすけ後藤
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