Billie Holidayの伝記はずっと昔にJazz喫茶で読んた事があるのだけど、むちゃくちゃ重たくて全部は読めてなかった。
これはそれとはちょと違う。David Margolick 著 原題は"STRANGE FRUIT: BILLIE HOLIDAY,CAFE SOCIETY,AND AN EARY CRY FOR RIGHTS" Billie Holidayの事ではなく、あの歌「奇妙な果実」そのものについての考察を含めた、いうなれば「歌の伝記」という内容の本です。1999年刊、和訳が2003年。ビリーホリデーについては一番新しい文献かと思います。ホリデーの自伝、その他伝説?にもいろいろ誤りがあると記述されています。
読んでみて改めて分かった事はStrange Fruitのたった一曲がアメリカの世の中を、見えない奥底の部分で変えて行ったのだなあというのが分かります。偶然ですが折しもアメリカ初の黒人大統領が選出されたのが今日、Strange Fruitがリリースされたのが1939年、人の意識が変わるのにはえらい時間がかかるのだね。ビリー・ホリデイ
文責:ためすけ後藤
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