JATPのMcVeaを聴いて、やっぱりいいなぁ、とコンプリートの残りを入手しました。Vol.1 は1944-1945年のリーダーユニットの録音が納められています。ジャケットにありますがJack MeVea & Rabon Tarantの2人の名前での活動が多かった様です。1943年くらいまでLionel Hapton楽団で活動していて、1943年にツアーの後Los Angelesで結婚してLosへ住み始めたそうです。この後独立して最初に録音したのが1944年。この後ずっとBlues/R&B/R&R/の活動をする様になるわけです。
1944-45年の録音はTenorの他Altoも吹いています。編成は三管+リズムのJump Bluesのバンドです。1945年10月の録音までギターが入っていません。
全般的に言える事。初期のMcVeaはTenorはLester Young風 AltoはLouis Jordan風です。音もフレーズも似た処があります。時代から考えてかなりの影響を受けているのでしょう。この辺がルーツだとするとやはりMcVeaは正統派のTenorでいわゆるホンカーとはちがうと言えるでしょう。Bluesクサさがあるけれど粗野/粗雑なところが無いのが良い処です。こいういうスタイルのプレイヤーって中々いないですね残念ながら。
文責:ためすけ後藤
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