JATP - Boxの三枚目。1949年11月New York カーネギーホールの演奏と、少し飛んで1952年10月のライブでのJamセッションが入っています。飛んでいるのはこの間ヨーロッパツアーを組んでいたかららしい。1949年のライブではRoy Eldridge,Charile Parker,Lester Young等の他Ella Fitzgerald等が入っています。会場がものすごい騒ぎになっているのがよく分かります。
音楽的はBopそのものなのですが、Lesterが珍しく威勢良くよく吹いてます。UptempoのBopな中にSwingスタイルできれいに歌い上げます。これを聴くとLester顕在なのですが同時代でもヨタヨタの演奏があったりして、よく分からない。。。本当にナイーヴな人なのでしょう。
この頃のJATPはやたらと人気で各地でツアーを行い、Noman Grantzは随分と稼いだそうです。時代では1949年MilesがBirth Of The Coolを出した頃になるのですが、同時にこれまたヒートアップしたJazzが人気だったわけで、この後もJATPの人気が続くわけです。良く言われる「行き過ぎたBopの反動でCoolが・・・」という話はいかにもコジツケじゃないの?と思うわけです。時代というのは同時に流れるものなのでそんな単純なものではないでしょう。というか、Jazzの批評屋てのは全然時間軸を見てないよな、というのが感想です。
一般に"Cool"と言われているスタイルも1930-40年代からの音楽を聴いて比較してみると、単にSwingイディオムを洗練された形で復刻しただけ、だと思うのですがね。まあその辺は後程。→JATP
文責:ためすけ後藤
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