よーーやく、手に入った。charanga情報を捜して徘徊していた時に見つけたCDです。ソースはこちら→レビュー 。 何でも一枚だけリリースされた珍しいCD
1987年録音なので、それなりに古いです。以前Amazonで見かけていつかオーダーしようと思っているうちに品切れとなってしまって、あわててあちこち捜して、HMVでオーダー出して2ヶ月待たされた。。。いまとなってはレア・アルバムとなってしまった様です。
編成はCharangaでSalsa以前の音楽を意識しているものと思います。バンド名がSon なので、SalsaではなくSonをやってるんだぞう、という感じ。
興味を持ったのはFluteのDave Valentinが入っている事。ValentinはGRPのアーティストですがこのCDのために特別にフィーチャーされたそうな。Valentinの演奏見事!です。Pachecoより上です。
GRPから出ているValentinのソロ・アルバムは何枚かあるのですが、結構退屈だったりするんですよね。。。このCDはそういう感じがありません。正統派のラテン音楽なので歌あり、リズムあり、Violinもあり、と決して何かのソロアルバムではないわけですが、それでも各々楽器の特性は十分に生かされているし、十分に堪能出来ます。Valentinの演奏は生き生きして、出番はやや少ないけれど、何かこっちの方が良い演奏なのじゃないかと思ってしまいます。
Fluteって楽器は確かに主役は取れるけれど表現の幅がそんなに広いわけじゃない。。。自分でやっていてそう思う。「目立つ脇役」の様な存在で、音楽の中では他をサポートしたり引き立たせたりして、存在価値があるという楽器の気がするのですよ。その辺が根本的にSaxやTpetと違うところ。その性格もあってBop,HardBop等には向かないだろうな。でもこの様なスタイルの音楽には本当にマッチしていると思うわけです。Valentinの演奏もアレンジ的には半分は自由なアドリブ/オブリガート、と半分はリズムのキメ・補強、という役割で演奏されています。ただ何処までがアドリブで何処からがアレンジなのかは中々区別が付きづらいです。
それと非常に気になる点、Valentinの音がどーしても金属のベーム管ではなく、木管の楽器を使っている様に聴こえます。でもValentinが木管の楽器を持った写真て見た事ないのですね。。。木管でもベーム管の木管なのか、または5Keyのトラディショナル・モデルのなのかもナゾ。これは追々調べていかねば。
文責:ためすけ後藤
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