以前BigBandBoxやEddie Condonの録音を聴いて興味が湧いた、古い時代のGene Krupaはどんなんだったろう、と思って購入しました。1935年-6トラック,1936年-4トラック、1937年無し、1938年-4トラック1939年-5トラック 1940年-1トラック、の録音が納められています。
1935-1936年の録音は小編成のNewOrleansというかChicagoJazzのスタイル。1935年 Gene Krupa & His Chicagoans,1936年 Gene Kurupa & His Sing Band。1936年録音はCla-Benny Goodman,Tp-Roy Eldridge, Ten-Chu Berry。この取り合わせは逸品。キレの良いリズムに3管の絡みがSwingとChicagoスタイルの特長を出しています。録音も1936年まではChicagoでこの頃の音楽スタイルの最も良い形が聴けると思います。
1938年以降はBigBand編成になります。BigBandBoxの曲とダブッてます。1937年が入ってないのはその頃Benny Goodmanの楽団に入っていたからか。録音場所がNewYorkだったりLos AngelsだったりChicagoだったり、転々としていた時代な様。
天才ドラマーのGene Krupaですが、若い頃の音源は当時の技術からドラミングの音はなかなか良く聴こえません。このNAXOSのシリーズはその中でもKurupaの音がよく聴こえる音源を集めているらしい。イコライジングが違うのか、タイトルのWire Brush StompなどはBigBandBoxにも入っていますがブラシの音がこちらのCDの方が良く聴こる様になっています。
一曲だけ1940年Blue Rythm FantasyはNew York録音ですが、5分46秒と長い。何というかEllington的な作りの音楽で興味深いです。
文責:ためすけ後藤
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