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OldなJazzのルーズな日々


2007-01-02 楽器

CONN ChuBery Alto conn

久々の楽器、、、実は昨年11月にeBayから入手していたのですが、時間が無くて梱包も解いてなかった。まだ未調整の楽器が何台もあるのですけどね・・・(^^;)今回は珍しくBuescherではなくCONNです。シリアルNo.134xxx、製造は1925年頃、New WonderまたはChuBeryと呼ばれるモデル。eBayからなのですが、OldCONNはBuescherより人気あって高くなってしまい、落札出来なかったのですが今回入札代行で入手出来ました。ラッカ仕上げのためか少し安価だった様です。古いAltoはBuescherとMartinステンシルしか吹いた事ありません。OLD-CONNは人の楽器をちょと触らせてもらった事がある程度で実はどんな音だかよく覚えてない・・・

今回の楽器も当然未調整で、バランス崩れています。一部打撃跡があり、キーガードも曲がったり修復跡があったりします。ポストもちょと曲がっている様です。管体のへこみはそれほど無い様で全体としての程度は結構良いです。マイクロチューナも動いています。管体のサビも殆ど見られません。ぶつけたか何かで修復したもののその後使われなくなってクロゼットホーンになってしまった様に見えます。

とりあえず音は鳴りました。何というか時代が同じなのに、TrueToneとはやはり違いました。音の伸びや艶はBuescherの方があります。代わりに太さが感じられます。Martinとはまた違った男らしさがある様です。Martin/Buescherと比べてネックもCONNは太めの様です。左テーブルキーは大きくてBuescher True Toneに比べて軽いです。形状はAristocratに似てますね。特にG#が軽いので動かし易いですが、表面が丸みを帯びているのですこし滑ります。G#キーにギザギザが付いたのはもう少し後か。

Chu BeryモデルはSilver Plateをよく見かけるのですが、この楽器ラッカです。残存率が95%くらいなので本当にオリジナルか?ギモンに思ってしまいました。色合い、キーガードの修復跡の鑞付けや紋様からオリジナルに見えるのですがどうなのでしょう。

Oldモデルのラッカ仕上げには不明な事があって、1920年代終わりまで金属のラッカ加工は技術は無かったので、それまでの楽器は鍍金でないとRawBrassかまたはエナメル塗装だという説があります。その説から考えると1925年頃のラッカ楽器はすべて後年のリラッカーという事になってしまうのですが、検索したところ 塗料の歴史 なんてサイトが見つかりまして、これによると1922年にラッカ塗装が始まったとあります。Sax on the Webのフォーラムに1920年代後半あたりからラッカが使われ始めた様だ、という情報がありましたが詳しい年代が不明。また、エナメルの技術も一種類だけではないらしい。。。というわけで未だよく分かっていません。

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