発掘された元祖シリーズ(?)こちらはNECのPC9801E 独自アーキテクチャの旧「国民機」です。旧があるのだから新もあるんかというと、TRONがコケたので新国民機は無かったりします。
こいつ、初代のMacintoshと同世代だったりするんですよ!
ウラ見ると分かりますが、スロットがいっぱいあります。このパソコンのコンセプトは実は昔の”ミニコン”と同じで、パソコン本体、というよりもCPUという呼び方をされていました。この呼び名の意味するところは「何かの仕事をさせるコアとなる装置」という意味で何の仕事をさせるかはユーザが自分で考えて、自分で拡張しなさいというコンセプトで作られていました。本体にはコントロールするためのCPUとディスプレイ装置とキーボード、それにフロッピディスクのインターフェースだけ、、、フロッピドライブまでもオプションなのですね。まあ当時のIBM-PCも同じ様なものでしたが。
当然自分もこれで開発をしていたわけで、増設メモリやらHDDドライブやら入れてFM音源ボードやMIDI-I/Fなど自作してこのスロットに挿して実験していたのです。まだ8bitマシンが広く使われていた時代で、8086-10MHzってCPU速い!と言われていたのですな。確か計測装置のインターフェース何かも入れてましたっけ。
MacPlusも9801Eも只今オークション出品中なので、いずれ手元から無くなります。まだ途中ですが、やはり人気はMacPlusの方にありますね。Macの方が何年も先を見越して考えられていたというわけでしょう。
文責:ためすけ後藤
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