LPレコードです。ジャケットの写真みたさにオークションから購入してしまいました。若い時期のエリントンです。何を見たいかって、前に並んでる楽器のメーカを確かめたかった。。。。(またか)
Googleで検索したところ写真の年代は1935年だそうです。元は小さい写真を拡大したものなので残念楽器の銘柄は確認できません。(をい)
とりあえずぢっーと写真を見て確認できるところから推理する事にします。前列Hodgesの前に並んでいる2台のAltoですが、キーガードが楽器向かって右についています。このスタイルの楽器はBuescherでは1933年くらいからのAristocrat以降の楽器になります。Connも大体1920年代終わりくらいから、Selmerだと早く1922年からこのタイプの楽器がありました。(Martinはよく調べてない)
それでこのキーガードの形状ですが手持ちのBuescher Aristocratではキーガードのワイヤの溶接はトーンホールに取り付けられるのでガードの形状は写真の様にはなりません。SelmerのSuperシリーズだとワイヤーは直線になっている様なので、同じくこの様に大きく曲がったりしません。またかすかに、D#のキーのキーガードの影が写っているみたい、なのですが、この角度に影が写るのはキーガードワイヤが三角形に付いているのではないかと思えまして、そうなるとCONNのMシリーズまたはTransitional Modelあたりの楽器ではないかと推測されます。Ellignton楽団の楽器がBueshcerで揃えられていたという話しがありますが、1935年くらいの段階ではBuescherで揃えられてはいなかったのではないかと考えられます。HodgesがBuescherを持っている写真は結構あるのですが、年代はもっと後の頃で、1930年代はBuescherばかりではない(使ってない?)時期だったのではないかと推測されます。
文責:ためすけ後藤
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