Eddie Condon の Vol.3 1938-1940年の録音です。Vol.2の時代から参加し始まった Bud Freemanがほぼ通してフィーチャーされています。そのぶんPee Wee RusselのClaが影がやや薄くなりました。この頃は全体にSwing的といいますか、力強い音楽に傾向が傾いて来てましてClarinetよりもTenorの出番が多くなった感じがします。最初はEddie Condonの名前のユニットだったのが、1939年にはBud Freemanのバンド名になって、メンバーが同じ様なメンツで、GtがCondonと(でもよく聴こえない ^^;)という経緯になっています。この頃のFreemanは良いですね。
変わった処で Brad Gowans:バルブトロンボーン、なんて人も入っています。音はトロンボーンですがスライド奏法は使わずに(出来ない)TPet的にしっかりメロディアスなフレーズを演奏しています。上声部がPetとClaの2管、中低音が TenorとこのTboneの2管で、各々金管&木管の組み合わせ、音色/音域のバランスが取れて気持ちよいのですが、この様な中低音部の充実した音楽の組み立ては現在では失われた音楽ではないかと思います。中々貴重な録音かと思われます。
文責:ためすけ後藤
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