Alto SaxのHilton Jeffersonを追跡して、かつて在籍していた事のあるバンドのCDです。Red Allenは1908年ルイジアナ州生まれ、サッチモより少し年下のトランペット吹きです。スタイルはニューオリンズスタイルですが、生い立ちはお父さんのブラスバンドで10代の頃から吹いていたそうです。こう言っては何ですが、サッチモと比べて生粋のミュージシャン家系の生まれなのですね。Fletcher Henderson,Clarence Williams等とも交流ががありリーダーとしてリリースされたレコードの数ではサッチモより多いんじゃ無いかな・・・もっと着目されてもよさそうな人ですね。
録音は1929-1933年。編成はSax、Brass、3管づつにリズムセクションという昔のJazz Orchestraスタイルです。それで肝心のAltoなのですが、1929-30年は Charlie Holmesという人がやっていて、跳んで1933年からAltoがRussel Procope、次にHilton Jeffersonに代わり、テナーにColeman Hawkinsが入ります。この頃からHawkinsは人気者だったのでしょう。バンド名が"Henry Allen-Coleman Hawkins and THEIR Orchestra"になります。1931-1932年の録音は無い様です。不景気の影響でしょう。
Russel Procopeは後にEllingtonへも参加した人でBuescher使いでもあります。通して聴いても全体にSaxセクションの音は変わらないのですよね、、、同じ楽器なのか奏法や録音の為か。さて。
Charlie HolmesのAltoがいい味出しているので気になりました。サイドマンとしてですが結構あちこちで参加していた人で、これはこれで要チェックです。
文責:ためすけ後藤
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