Bluesの女王(女帝とも言う)Bessie SmithのコンプリートVol.1 1923年2月-1924年4月の録音が38曲が2枚のCDに納められています。一年ちょとの間に38曲の録音ですから、かなり多いと思います。当時から人気者でもあったのでしょう。
内容はホンモノのBluesです。他に言いようがありません。編成は非常にシンプルで、ピアノのみ、またはピアノにギター、またはCla,Vlnなどオブリガートが入るいくらいの伴奏です。ピアノにはClarence Willams,Fletcher Hendersonが良く入っています。ClaにはFletcherのアレンジ兼AltoのDon Redmanが入ります。テンポは遅めで技巧は無し。ストレートに歌を聴かせてくれます。
Bessieの歌を聴いて特に強く感じる事は、その完璧なBlute Noteの使い方と表現です。Bluesの表現はこのBlue Noteの取り方にあるというのが持論です。長3度の音を半音下げるのがBlute Noteだなんていうのは聴く耳を持たない奴らの便宜上の説明です。そんな機械的なもんじゃないのですよね。Bessieを聴けば分かるのに。この歌がBluesのホンモノのBlue Note感覚なのですが、Jazz屋からしてBlues聴かない、Blue Noteの使い方ができないのだから、まあ今のJazz推して知るべしですよね。
処でWikipediaのブルースの項目にはBessie Smithが重複して載ってます。如何にモノ分かってない連中ばかりいる事か。
文責:ためすけ後藤
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恐れ入りました!今度伺ったとき、爪の垢など煎じて飲ませて下さいませ!