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OldなJazzのルーズな日々


2005-09-19 音楽

Jimmy Dorsey 1935jimmy

Jimmy Dorsey Orchestra の1935年の録音です。Transcriptions Sessions という副題が付いています。放送用に録音されていた録音の様で、当時としては珍しい33-1/3回転のレコーディングです。そのためすばらしく音が良いです。33回転LPは1930年頃からは発売されていた様ですが、何でも人気がなかったそうです。78回転レコードの普及が大きかったためかと思います。1930年代のリリースのレコードは大部分SPだった模様です。1935年の復刻版CDを聴いてみると元がSPですので音質は著しく悪いものしかありません。その点この録音はモノラルですが、33回転ダイレクトカッティングですから現代の録音に比べて遜色ありません。1935年当時のBig Bandの音をそのまま聴く事ができます。

このCDはJazzをやる人は聴いておくべきですね。「白っぽい」Jazzではありますが一般的な4Beat Swingだけでなく、ラテンのThe Peanut Vendorなど、音楽的なスタイルや手法など現代に通じます。JimmyDorseyのソロもすごいです。20曲目、"Beebe"など、パーカーが登場する5年前ですがパーカー前のスタイルでここまで見事なソロを演奏したプレイヤーがいた事は覚えておかなきゃならんでしょう。

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